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JACICから「CIM技術検討会平成26年度報告」が発表されています。
∇CIM 技術検討会 平成26年度 報告(外部リンク)
http://www.cals.jacic.or.jp/CIM/Contents/H26report_0522.pdf
なかなか綺麗にまとまった資料で、CIMの理念、CIMの動向などが良くわかります。
平成26年度においては、CIM試行業務が15件、CIM試行工事が49件実施されています。
ダムCIMとして胆沢ダムCIMの管理の事例が紹介されています。
ダムのような大規模構造物を建設するために、地形・地質データや設計・施工図、完成図書などの膨大な情報が蓄積されますが、その膨大な情報を今後のダム維持管理で効率的に使用できることを目指として、建設最終年度の平成25年度に統合・可視化する先導的モデルとして「胆沢ダムCIM」の構築を行っています。
管理1年目の平成26年度は、「胆沢ダムCIM」を実際のダム管理で活用するため、点検の効率化を目指して具体的な検討を実施しました。
ダムの多岐にわたる点検のうち、人で計測を実施しているコンクリートの継ぎ目の開き、クラック等について、これまでは現場で計測し野帳に記入後、執務室に戻り点検表に入力して提出を行っていましたが、これを「胆沢ダムCIM」の情報が入ったタブレットに
、エクセルで作成した帳票を入れ、計測後即時入力を行うことにより点検の効率化を図りました。
また、ダムの補修履歴についても取り入れ、より管理に役立つシステムの構築を実施しました。
これらを整備することにより管理担当者が異動等により変わっても維持管理レベルが維持され、また、最終的には地震時における突発的な点検の際にも「胆沢ダムCIM」が入ったタブレットを持って行くだけで機能するものを目指して構築しているということです。
また橋梁CIMの事例もあります。
事業を計画的、効率的に推進することを目的に、詳細設計が完了した複数の設計図書をCIM化する作業を進め、全体モデルを作成しました。
この全体モデルによって、2次元図面では分かり難い大規模構造物を可視化しています。
今後、この全体モデルを用地買収の進捗等を考慮した事業工程の計画検討、橋梁桁の架設方法等の施工計画検討などに活用していく予定です。
また、施工段階においても、工事計画説明等の関係機関協議、輻輳する工事現場における安全管理等、全体モデルの効率的な活用策を検討していくということです。
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