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 後施工アンカーボルトの計測技術
 
最近のニュース    −ボルトの調査結果が次々に公表−
 阪神高速道路公団は,橋梁の耐震補強工事で付加施工されたアンカーボルトの施工不良についての調査結果を5月19日発表しました。同公団内の2橋について,アンカーボルトを調査した4295本のアンカーのうち,140本のアンカーボルトの長さが設計長よりも短かいという結果でした。

 静岡県も5月27日,県が発注した耐震補強工事で施工不良があったことを公表しています。施工不良が発覚したのは,調査が完了した34橋のうち14橋で,アンカーボルト3372本のうち109本の長さが足りないという結果でした。

 

 上記のニュースのように、今全国で大きな問題としてとりあげられているのが、後施工アンカーボルトの施工不良であり、これをチェックすることを目的とした計測業務が各地で発注されています。計測には超音波探傷器を用いますが、特殊な機械であり、見たこともない方が多いと思います。

 ここでは後施工アンカーボルトの計測についての情報をまとめました。

 これまでにも同様の業務はありました。例えば法面におけるロックボルトの長さ、トンネル工事におけるロックボルトの長さなどの計測は従来から行われており、これを改良して橋梁の耐震補強装置を橋台や橋脚に取り付けるためのアンカーボルトの長さを計測するシステム開発が実施されています。

 


(写真:耐震補強装置のアンカーボルト長の計測)

※  「ECHOGRAPH 1086超音波探傷器」は、アンカーボルトの長さを素早く、正確に検出することができ、操作も容易です。

  

 従来のデジタル超音波探傷器を用いたアンカーボルト長の計測では、測定データは簡易プリンタからの出力だけであり、超音波の探査波形はカメラ撮影に頼っていました。従来の方法では波形記録が見づらく、妥当性確認にも効果的ではありませんでした。
 しかし最近では、これらの問題を解決した計測システムが開発されています。本システムは超音波探傷器とパソコンを接続し、必要な探傷波形データなどを簡単に出力できるようになっています。

特徴

    測定データをパソコン上で管理・保存ができる。

    現地で測定データを電子媒体として提出可能である。

    測定箇所の超音波波形をパソコン上や出力用紙にも表示できる。

    測定箇所の長さを数値で表示できる。

    最大5mまで測定可能である。

    探傷データの出力形式は自由にカスタマイズできる。

    測定番号(整理番号)・測定長データはExcelにて取り込みできる。

  上記の操作が簡単にでき、その場で記録簿などが出力できる。

 

パソコン上の表示

           超音波探傷器の表示
        

 

 出力形式も大切です。必要項目がわかりやすく表示できている必要があります。また道路公団はある程度の基本書式を持っているようですし、電子データとして求められることもあるようです。

 

測定記録の出力

 

 実際の計測作業です。計測自体は数秒で終了します。むしろ梯子や足場といった計るまでの準備が大変です。

 

実際の作業

超音波探傷器の精度確認

測定状況

アンカー頭部長測定

測定面に接触媒質を添付

アンカーボルト長を測定
 

測定したデータをパソコンに取り込み

 
 

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